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今、私の最大の悩みは、『かかとのガサガサ』なんです。
鏡餅具合が半端ないのです(;^_^A
そもそも、この『ガサガサ』原因は乾燥だけなのでしょうか?冷え性だとなりやすいとも聞いたことがあります。よければ教えてください。
気になるかかとのガサガサ
「かかとのガサガサが気になる…」という女性は多いのではないでしょうか。
かかとのガサガサがあると、ミュールやサンダルといったかかとを露出するファッションも楽しめなくなってしまいますよね。
このかかとのガサガサ、実は病気が隠れている可能性もあるのだとか。
今回は、かかとのガサガサの原因やケア方法、予防方法について、まとめてみました。
かかとのガサガサの特徴
かかとは身体の中でもっとも皮膚が厚く、硬い部分です。そして同時にひび割れや、ガサガサなどの皮膚トラブルで悩むケースも少なくありません。生まれてすぐの赤ちゃんの足の裏、かかとは他の部分と同じように薄くて柔らかく、すべすべな皮膚をしているのに、なぜ成長と共にガサガサになってしまうのでしょうか。
かかとのガサガサ理由
かかとの硬質化
人間の皮膚は表面から「表皮」「真皮」「脂肪」の3層構造になっています。
表皮はさらに細かく分かれ、一番外側に位置する層を「角質層」と呼びます。
角質層は、角質細胞が層状に重なってできたもの。
角質細胞が生まれてからはがれ落ちるまでをターンオーバーと呼び、部位や年齢によって差があるものの、平均45日ほどのサイクルになるといわれています。
角質層は、外部から刺激を受けると厚くなり、角質層の内側を守ろうとするのです。
そして、硬く厚くなったかかとにはうるおいや水分が浸透せず、より乾燥化がすすみ、ガサガサを引き起こすようになるのです。
毛穴
足の裏やかかとには、毛穴がありません。毛穴には、皮脂を分泌する皮脂腺という器官も存在しているため、足の裏やかかとには皮脂腺もないということになります。
皮脂は皮膚の表面で汗と混じって皮脂膜を形成し、皮膚表面から水分が蒸発するのを防ぐ役割があります。つまり、足の裏やかかとには、皮脂による保湿作用が期待できないのです。
それに加えて、足の裏やかかとは汗を分泌する汗腺は多く分泌しており、たくさん汗をかきます。
水分は蒸発するときに周囲の水分も奪ってしまうため、汗をかきやすく皮脂の分泌がない足の裏やかかとは、乾燥しやすい部位といえます。
血流が悪く栄養が届きにくい
足の裏やかかとは、皮膚が硬く乾燥しやすい環境です。それに加え、心臓からもっとも遠い部位であることから血流も悪くなりがちです。特に女性は冷え性の方も多く、足の血流があまりよくない方が多く見られます。
血流が悪いということは、水分や栄養が十分に行きわたりにくくなるということです。
身体の細胞は血液が届けてくれる栄養から作られています。そのため、血流が滞ると新しい細胞が作られにくくなり、肌のターンオーバーの乱れや乾燥を招くことにつながるのです。
靴のフィッティングや立ち仕事・歩き仕事
靴がしっかりフィットしていないと、歩いているときに必要以上の摩擦が起こり、足の裏への刺激が大きくなります。
また、スポーツをする方や外回りの営業などでよく歩く方、立ち仕事の型の場合、どうしても足の裏に体重がかかる時間が多く、摩擦も大きくなるため、角質層がより厚くなりやすい傾向があります。
運動不足・身体の重心
動をよくする人はかかとが硬くなりやすいと前述しましたが、反対に運動不足も、かかとのガサガサを招くことがあります。
お尻の筋肉や腹筋が弱っていると骨盤が後ろに傾き、重心がかかと寄りになってきます。すると、立っているだけでも普通の人よりかかとに負荷がかかることになるのです。
床暖房やムートンブーツなどによるムレ
最近では、床暖房で足元から温かい家が増えてきました。足元から温めることは、前述した足の冷えによる血行不良にはよいのですが、足の裏は乾燥しやすくなると考えられます。
足元を温めることで足の裏は汗を多くかき、その汗が蒸発することで皮膚は乾燥します。
冬場はムートンブーツなどのブーツを履く女性も多いかと思いますが、ブーツも同じく足の裏に汗をかきやすいため、足の裏の乾燥を助長する可能性があります。
なんらかの病気の可能性も
かかとのガサガサは、このような生活の中に潜む原因のほかにも原因が考えられます。
それは、何らかの病気によって引き起こされている可能性です。
具体的な病気の名前や特徴的な症状は後で解説しますが、なんらかの病気が原因の場合はセルフケアだけで対処するのは難しく、病院での治療が必要になります。
かかとのガサガサを引き起こす病気
ここまでは病気以外の原因で引き起こされるかかとのガサガサの対処法について解説してきました。しかし、かかとのガサガサは病気によって引き起こされる場合もあります。
足水虫
水虫というと、指の間のジュクジュクやかゆみを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
しかし、水虫にも症状によって種類があり、症状が出る場所もさまざまです。
かかとに多いのが「角質増殖型」の水虫です。乾燥型水虫とも言われる角質増殖型の水虫は、ジュクジュクやかゆみはなく、カサカサと粉をふいたような見た目になるのが特徴です。
掌蹠角化(しょうせきかくか)症
掌蹠(しょうせき)とは「手のひら、足のうら」という意味です。
多くは乳幼児期~10代頃に発症し、手のひらや足のうらが異常にガサガサになります。遺伝によるものといわれています。
タコ(胼胝:べんち)
タコは皮膚の一部が均一に厚く、硬くなる病気です。
よく似た病気で「うおのめ」がありますが、うおのめは芯があり、タコは芯がありません。軽いタコの場合はかかとのガサガサと同じ対処法で改善することがあるため、一緒に扱われることが多くあります。
イボ
イボは、ウイルスが小さな傷から角質に感染して起こる病気です。
1個ではなく、たくさんできることも多くあります。かかと全体がガサガサになるというよりは、イボの部分が周囲よりもガサガサになります。イボ同士がくっつき、モザイク模様のように見えることもあり、見た目でもわかりやすいかもしれません。
かかとのガサガサが病気の症状かも?と思ったときの対処
水虫やイボの場合、原因がカビやウイルスであることから、軽石でこすったりすると病気を広げる原因となってしまいます。
季節に関係なくかかとがガサガサ、ゴワゴワしている場合や、角質除去クリームと保湿クリームでケアを試みても改善しない場合には、早めに皮膚科を受診しましょう。
かかとのガサガサの予防法
病気ではなく乾燥などが原因となっている場合、角質除去と保湿ケアによって改善しても、時間が経てばまた同じ状態になってしまうかもしれません。かかとがガサガサになるのを予防するには、以下の2点をセルフケアで行うことが大切です。
肌にやさしい角質ケアの方法
角質ケアと言っても、軽石やファイルでゴシゴシ削る方法は肌を傷つけるためおすすめできません。以下のような手順でケアするとよいでしょう。
- 足の指先→かかと→くるぶし→ひざ→脚の付け根と、末端から心臓に向かって、リンパの流れを促すマッサージをする
- ゴマージュやスクラブなど肌を傷つけにくいアイテムを使ってケアする
角質ケアのポイントは、肌を傷つけないようにしながら古い角質を除去するケアを行うことと、血流を促すケアも行うことです。
保湿ケア
角質ケアを行ったら、できるだけ時間をあけずに保湿ケアを行います。保湿ケアを行う際は、季節に合わせて保湿剤の種類や塗る量を変えながら行います。
保湿剤は、塗ったときの保湿力と、保湿された状態が続く時間の両方に着目して選びましょう。
保湿された状態の持続力は、こってりとしたテクスチャーのクリームのほうが、サラサラとしたローション上の保湿剤よりも高い傾向があります。顔と比較するとベタつきが気になりにくい部位なので、こってりしたクリームを選ぶことをおすすめします。
まとめ
かかとのガサガサは肌が硬くなったり、乾燥したりすることが主な原因です。
かかとはもともと乾燥しやすい環境や、角質が厚くなりやすい環境が整っています。そのため、定期的に角質ケアと保湿ケアを行って、かかとのガサガサの対処・予防を心がけましょう。
また、入浴や運動で血行を促進したり、質のよい睡眠をとることは、かかとのガサガサに限らず健康を保つために重要です。今回紹介したポイントを参考に、日ごろの生活習慣を見直してみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
さて、今回は私のLINE@への質問にお答えしたいと思います。