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漢方医学と西洋医学~実はこんなに違うんです~

まりこ
みなさん、こんにちは!育休中の薬剤師、まりこです。よろしくお願いします。
さて、今回は『漢方薬』について書いていきます。実は私、漢方薬も調剤できる薬剤師なんですよ。漢方医学の考え方が好きで、漢方薬を扱っている薬局で働きました。では、漢方医学と西洋医学って何が違うのでしょうか?今回は基本的なことをまとめてみました。

漢方医学の基本的な考え

漢方薬のことを説明する前に大切な事があります。それは、漢方医学の基本的な考え方を理解することです。
漢方医学による診断や治療は、「陰陽」「虚実」「表裏」「寒熱」「気血水」「六病位」などのカテゴリーで総合的に捉えて行っています。
もっと解りやすく言うと、身体の状態や病的な反応、防御反応の状態などを総合的に観察し、それに応じた処方を行っているのです。

漢方医学と西洋医学

まりこ
それでは、漢方医学と西洋医学はどこが違うのでしょうか?
漢方医学

漢方薬は、各症状の原因となっている身体の歪みを治すように働きます。
身体全体の調和を図ることを目的としていて、総合的に身体の各症状を重視することから、全人的・全身的治療といわれ、
病人を対象として治療します。

西洋医学

西洋薬は、一患者に作用の異なる複数の薬剤が処方されるケースが多いです。
各疾患・病状などを個々に重視することから、分析的・局所的治療と言われ
病気(疾患)を対象として治療します。

証の概念

まりこ
漢方医学では「証」という概念があります。

患者に現時点で現れている病状を「陰陽」「虚実」「気血水」「五臓」などの漢方医学のカテゴリーで総合的に捉えた診断、治療の指示のこと。
つまり、「証」とは病人を治療するたの証拠となるもので、診断と治療を結ぶ働きをしています。
西洋医学では、診断→病名決定→処方薬決定となりますが、
漢方医学では、診断→証=処方薬決定となります。
漢方医学では病名がなんであろうと、患者個人の体にあらわれる自覚症状と漢方医学的診察などを考慮して「証」を導きだし、それに従って治療します。
このため、漢方には病名がありません。

異病同治と同病異治

漢方治療は、西洋医学の治療とはことなり、この病名には、この薬という決まりきった関係がありません。
患者個々の体質・症状に合わせて処方が決まります。これが漢方治療の特色といえます。

異病同治

漢方薬は、個々の体の状況に応じて処方されるため、場合によっては、まったく異なった病気に対しても、同じ漢方薬が処方されることがあります。
例えば葛根湯は風邪の薬としてもよく知られていますが、肩こり、中耳炎、扁桃腺炎などにも用いられます。
これを「異病同治」と呼んでいます。

同病異治

同じ病気でも異なった漢方薬が処方されることがあります。
例えば風邪の薬として、葛根湯のほか、麻黄湯、小青竜湯、桂枝湯などの漢方薬が患者の症状や体質に応じて用いられます。
これを「同病異治」と呼んでいます。

例えば、葛根湯は肩こりにも処方されますが、『葛根湯は風邪の薬でしょ?』と言われる患者さんがときどきいらっしゃいます。また、こういう患者さんも増加傾向だそうです。ですから、「異病同治と同病異治」という漢方学的概念を十分理解してほしいと思っています。

漢方薬の服用時間

漢方薬の服用時間については、食前あるいは、空腹時の服用が望ましいとされています。
理由としては、有効成分の吸収への影響および食物や新薬との相互作用が考えられるからです。
研究データからも吸収率は食前や空腹時および食間の方が良い結果がでています。
しかし、本来、漢方薬は食事に関係なく、できるだけ服用を等間隔にするほうが良いでしょう。
理由は、朝食と昼食の感覚は短く、夕食と翌日の間隔は長いからです。

まとめ

まりこ
いかがでしたでしょうか?かなりマニアックな話になっちゃいましたが、漢方医学についてすこしでもご理解いただけたら嬉しいです。
さて次回は、漢方薬について様々なQ&Aに答えていこうと思います。何か聞きたいこと、相談したいことがありましたら下記LINE@に登録いただて直接ご相談ください。なかなか聞けないあんなことやこんなことに答えちゃいますよ。子育てのなやみなんかも共有できたらうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。