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『宿便』の正体はアレでした!!~え!?もう知ってた?

まりこ
みなさん、こんにちは!来週からいよいよお仕事に復帰する薬剤師のまりこです。よろしくお願いします。
さて、今回のテーマは、『宿便』です。
ダイエットやデトックスをテーマにした番組では、よく『宿便』というものが話題になりますよね。
でも、この『宿便』、実は存在しないのだそうです。医学的にはただの『便秘』だそうです。
いったいどういうこのなのでしょうか?詳しくみていきましょう。

そもそも宿便とは?

ウィキペディアで宿便について調べていみると以下のように定義されています。
でも、健康法的な見解と医学的な見解とで意見がわかれるみたいです。
みなさんは、どちらが正しいと思いますか?

健康法的な考え方

『宿便』=腸壁のひだに便がこびり付き、何年も残留していること。
どんな人でもおよそ3〜5kgの宿便があり、その宿便は断食や腸内洗浄をしないと出すことはできない。

医学的な考え方

そもそも宿便は、医学の専門用語ではないが定義するなら
『宿便』=排泄されないで長い間、腸の中にたまっているふん便

宿便は医学的にありえない?

健康法的な『宿便』というのは医学的にはありえないそうです。
なぜなら、「宿便は腸壁のひだに便がこびり付き、何年も残留している」とありますが、ひだのくぼみだと思われているところは常にくぼみではなく、腸はずっと動き続けているからです。そして腸壁は常に粘液が分泌されているので便がつきにくい構造です。

「大腸にこびりついた便」なんて医者でも見たことが無い

外科医のお医者さんも「腸に媚びりついた便なんて、一度も見たことがない」と言っています。大腸内視鏡検査や、外科手術を一年中行っている人が見た事ない物を、我々一般人が目にすることはありません。
そもそも、大便を多くは、腸壁を含めた古くなった体の細胞です。
毎日腸壁(大腸の内側)が剥がれているので、大便が腸にこびりつくなんて出来るわけがないんですよね。

断食すると宿便がでるの嘘

デトックスの名の元に断食をすることで宿便を出すことができるとネットや雑誌、一部のメディアで取り上げられていますが、医学的にはこれは宿便ではありません。
実際に断食をしたら出すものが無いはずなのに大量の臭い黒い便がでてきたとの話もあります。実はこの便の1/3が食べかすで、他は剥がれた腸の粘膜や腸内細菌の死骸です。栄養が入ってこなくなったことにより腸のエネルギーが枯渇し、腸内細菌が死滅してしまうのです。
1/3の食べかすも何年も前のものや何ヶ月前のものではなく最近食べたものです。

実は大量の腸内細菌

腸内細菌は成人の場合2~3㎏腸内に生息し、成人の一回の大便の重さは200g~300gです。
つまり、腸内細菌が死滅すると「10回分」の大便に相当する量が排出されることになります。
黒い大便がこれだけ排出されるのですから、「毒素が抜けた」と勘違いしてもおかしくないでしょう。

宿便の正体とは?

医学的にも宿便という言葉はないということですが、辞書には載っています。
・しゅく‐べん【宿便】
排出されないで大腸や直腸内に長い間たまっている大便。
おそらくこの言葉は数日溜まった便のことを言っているのではないかということです。つまり便秘のことです。
数日溜め込むことも良くないので、腸内フローラを改善するために、普段からの食生活や生活習慣を改善して、毎日便をスッキリ出すことが重要です。

なぜ『宿便』という言葉がうまれた?

それは、「断食・デトックス」ビジネスは儲かるから。
「断食」を行うと、以下の効果が期待できるとされています。

【断食を行うと得られるメリット】

  • 宿便が出る
  • 目覚めが良くなる
  • 肌がきれいになる
  • 活動的になる
  • 毒素が抜けてデトックスされる

断食によって「美容効果」「デトックス効果」はある程度は得られますが、断食でなくとも得られます。
そもそも、断食は「腸内環境正常化」における非効率的な手段の一つに過ぎません。
「食物繊維、ビフィズス菌の摂取」「乳酸菌の摂取」等、日々の食生活で改善すべき点は多々あります。
しかし、断食(ファスティング)やデトックスを謳う健康食品や、セミナーは後を絶ちません。
「このドリンクを飲めば、体の中から綺麗になる!毒素が出る!綺麗になれる!」という謳い文句で大金が稼げてしまうからです。
目に見えない不安を煽るのが一番儲かるのですね。

まとめ

みなさん、いかがでしたか?ネットを調べてみてわかったのですが、ネットの世界では『宿便』というものが実は無いということが記事にされていることが多かったです。美容関係の記事意外では宿便=便秘の解釈が多いように感じました。
これからも疑問に感じたことは調べてみてここで紹介していこうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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