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ハム、ウィンナーは本当に危険なの!?~化学的に検証してみました~

まりこ
みなさん、こんにちは!薬剤師のまりこです。よろしくお願いします。
私のブログを読んでくださっている方から、こんな質問をいただきました。
「ウィンナー等の加工食品には、発がん性物質が含まれているから危険と聞いたことがあるのですが、実際のところ大丈夫なのでしょうか?」
質問していただき、ありがとうございます。
ハム、ウィンナー、ソーセージって美味しいですよねえ。だからこそ、心配になるお気持ちはとてもよく分かります。
息子もソーセージが大好きなんですよ。
ご質問について、私なりにいろいろ調べてまとめてみました。
今回のお話

___

ハム、ウィンナー等の加工食品には発がん性物質が含まれてるの?

結論からいいますと含まれています
でも、「発がん性物質含まれている危険ではない。」というのが私の考えです。
過去の記事「タバコは癌の原因だが、タバコを吸うと癌になるは間違い」でも書きましたが、発がん性物質が含まれていることと、癌になることとは、直結していないのです。
後ほど、その点について詳しく書いていきます。

なぜ危険と言われているのでしょうか?

私なりにネットでいろいろ調べてみると、こんな記事がありました。
“毒の相乗効果”で発がん性 食べてはいけない「ハム」「ウインナー」実名リスト』(以降は、「当該記事」と明記します)
みなさんも読んでみると面白いとおもいます。私自身、ハムやウィンナーを食べるのがすごく怖くなりました。
当該記事の中で下記2つのことが危険と書かれています。

  • 発がん性物質が含まれている
  • 相乗毒性(添加物同士の相乗効果で毒が発生する)がある

この2点について、本当に危険なのかを調べてみました。

___

発がん性物質が含まれているが危険ではない?

当該記事の中で書かれている発がん性物質ですが、亜硝酸ナトリウムというものです。
実際に亜硝酸ナトリウムが含まれている商品の実名も公表されています。

“毒の相乗効果”で発がん性 食べてはいけない「ハム」「ウインナー」実名リスト より

亜硝酸ナトリウムとは

亜硝酸ナトリウムとは添加物の一つで下記の理由で添加されています。
食品安全委員会HPより

  • 安定した食肉の色を保持する効果
  • 食肉製品の腐敗を防止する

発がん性物質というのも事実です。

メトヘモグロビン血症や発ガン性物質であるニトロソ化合物の生成に関与するおそれがあるということが一部で指摘されています。
(農林水産省HPより)

安全性について

亜硝酸ナトリウムの使用量は、食品衛生法により決められています。
加工肉の場合、1kgに対して0.07gです。
当該記事の中では、こんな風に書かれていました。

「亜硝酸Naはハムやウィンナーを作るのに昔から広く使われてきたもので、毒性が判明して以降も、基準を定めて、人体に影響がない範囲での使用が許可されています。その使用基準はソーセージなどでは、食品1キロあたり0・07グラム。この基準でのADI値(1日許容摂取量)は、体重30キロの子供の場合2ミリグラム、ウィンナーに換算すると30グラムで、たった2本分ほどです」

あたかも、体重30キロのお子さんがソーセージ2本食べると危ないかのように書かれていますよね。
実際に伊藤ハムの「赤ウィンナー7本入り(53g)」で計算してみました。

食品衛生法で亜硝酸ナトリウムの使用量は、食品1キロあたり0・07グラムと決められていますので、この商品ですと0.0037グラムまで入れていいことになります。
計算式:53g×0.07/1000=0.00371g

ソーセージ1本に換算すると、0.00053グラムです。
計算式:0.00371g÷7本=0.00053g

亜硝酸ナトリウムのADI値(体重1キロあたり人が1日に摂取しても問題ない量)は、0.003グラムなので、体重30キロのお子さんの場合、0.09グラムとなりなります。
計算式:0.003g×30kg=0.09g

結論!!

体重30キロのお子さんが1日に食べてもいい赤ウィンナーの本数は
169本!!(笑)
計算式:0.09g÷0.00053g=169.811本

ちなみに重さに換算すると、1.3キロになります。
計算式:53g÷7本=7.751g(1本あたりの重さ)
    169本×7.751g÷1000=1.3kg

ギャル曽根のお子さんは、おにぎり80個食べるといいますから気を付けた方がいいかもですね。

フムフム、なるほどめちゃめちゃ危なそうですね(笑)
危ないといっている当該記事は、どんな計算をしているんでしょうかねえ?
だれかわかる方いらしゃったら教えてくださいね。

ADI値のことや、食品添加物の安全性については、過去の記事『食品添加物は本当に危険なのか?食品添加物の役割と安全性!』をご覧くださいね。

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相乗毒性(添加物同士の相乗効果で毒が発生する)について

こちらについては、当該記事でこんな風に書かれています。

「亜硝酸Naとソルビン酸の組み合わせには、相乗毒性があることが分かっています。相乗毒性とは、それぞれが持つ毒性だけではなく、組み合わさることで毒性が増し、例えば、新たな発がん性物質が発生するような場合に使われる言葉です」
(「食の安全を考える会」代表の野本健司氏)

〈ソルビン酸が広範に使用される一方、亜硝酸塩も食肉製品の発色剤として多用され、両者がしばしば共存するという事実と、両者の加熱試験反応によりDNA損傷物質が産生されることが報告されている〉
(内閣府の「食品安全委員会」の添加物評価書より)

これについても調べてみました。
食品安全委員会HPでは、以下のように報告されています。

複数の添加物が体内に摂取された後の相互作用について、添加物の組み合わせは無数にあるものの、実際に問題となりうる事例はほとんどなく、肝臓、腎臓等に影響を与える可能性が理論的に考えられる添加物の組み合わせについて評価した海外の研究でも、現状の摂取レベルから見て問題ないとの結論であった。
以上のことから、食品添加物の複合暴露による健康影響については、多数の添加物が使用されていても、実際に起こりうる可能性は極めて低く、現実的な問題ではなく、理論的な可能性の推定にとどまるものである。

まりこ
ようするに大丈夫ってことですね。
当該記事に書かれていた内閣府の「食品安全委員会」の添加物評価書を探してみたのですが、みつかりませんでした。(;^_^A
リンクを貼っておいてくれると助かるんですけどね。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?みなさん、まとめ内容を読んでどう感じられました?結構大丈夫ですよねえ。
どんな食品、食材でも体に悪いものは、含まれています。また、調理の過程でも体に悪いものが発生します。
だからと言ってイコール危険ではありません。
だって日本人が一番長寿の国なんですから(笑)
それが何よりの証拠ではありませんか?
よく、欧米では禁止されているとか書かれていますが、私はこう思うのです。
でも、日本人のが長生きしてますよね?って(笑)

記事についての質問や感想は、下記LINE@まで気軽にお問合わせくださいね。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。