
髪の毛の生えるしくみ
ハゲると聞くと、髪の毛が抜け落ちることをイメージしてしまいますね。
でも、髪の毛が細く、短くなる薄毛で悩む人の方が多いようです。
実は日本人の約3人に一人が発症し、20代から発症する人も多いとても身近な症状なのです。
そもそも、人はどうして薄毛になるのでしょうか?
これを理解するためには、髪の毛がどのように生え変わるのかを理解する必要があります。
毛周期
人間の髪の毛はただ伸びているだけと思いがちです。
しかし、実は「成長期」→「退行期」→「休止期」の3段階を繰り返しています。
これらのことを「毛周期」と呼ばれています。
成長期
髪の毛が長く、太く成長していく段階です。
私たちの髪の毛の8~9割行われているのが、この「成長期」です。
毎月1センチほどのペースで成長しています。
個人差はありますが、この「成長期」は約2~6年と長い期間行われます。
「成長期」が終わると次に髪の毛は「退行期」に入ります。
退行期
髪の毛の成長が止まり、約2週間かけて毛根が弱まっていきます。
つまり抜け落ちる準備をしています。
休止期
「退行期」で弱まった毛根の位置がだんだん浅くなっていきます。
これが約3~4ヶ月つづきます。
そして最終的に髪の毛は抜け落ちるのです。
これが一連の流れです。
1本の髪の毛が成長を初めてから抜け落ちるまで、およそ数年の時間をかけています。
「毛周期」は髪の毛一本一本によって異なるため、髪の毛全てが抜け落ちるということはありません。
安心してくださいね(^^♪
ちなみに、1日に抜け落ちる髪の毛の量はおよそ100本ほどと言われています。
薄毛への道
では、人はどんな仕組みで薄毛になってしまうのでしょうか?
薄毛の原因にもいろいろあるのですが、男性の9割は「男性型脱毛症」いわゆるAGAが原因と言われています。
そして、AGAになる原因はDHTという男性ホルモンの存在です。
DHTは同じ男性ホルモンである「テストステロン」から作られたもので、誰もが持っています。
このDHTは強い作用をもっており、「毛周期」に影響を与えてしまうのです。
具体的には、本来2~6年ある「成長期」を、DHTがわずか数ヶ月~1年という期間まで減らしてしまいます。
これにより、髪の毛が短く細いなど十分に成長する前に「退行期」に移ってしまいます。
一本一本の髪の毛が短く細ければ、全体として髪の毛が薄くみえてしまい薄毛になってしまうのです。
なお、このDHTの生成量やDHTに対する影響度は人によって大きく異なります。
当然、AGAの原因であるGHTが少なければ薄毛になりにくくなるため、同じ年齢でも人によって差がでるのです。
これが、薄毛が遺伝の影響が大きいといわれる原因です。
薄毛の防ぎ方
では、AGAを予防するにはどうしたら良いのでしょうか?
残念ながら、AGAの直接的な予防法は無いと言われています。
というのも、AGAは遺伝やホルモンによる影響が大きいです。
これらは基本的に防ぎようがないため、予防するのが難しいのです。
一応、DHTの生成を減らす治療薬もあります。
ただ、これらもDHTを完全に無くすことはないですし、そもそも予防を目的として使用される薬ではありません。
じゃあ、予防として何も出来ないかというと、そうではありません。
AGAは遺伝やホルモンが直接的な原因とは言え、髪の毛や頭皮も体の一部ですから、生活習慣による影響も少なからずあります。
ですから、生活習慣を見直すことで間接的な予防につながっていきます。
具体的には、
- 毛の材料であるタンパク質
- タンパク質の合成に関与する亜鉛
- 皮膚や髪の毛の健康をサポートするビタミンB群
といった栄養を積極的にとることがいいと思われます。
また、ストレス、喫煙を減らしたり、睡眠不足を解消することも重要です。
これらは、頭皮の血行を悪化させ、髪の毛に十分な栄養や酸素が行き届かなくなるため、改善するべきポイントと言えます。
間接的とは言え、これらを意識して生活することで薄毛の予防になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
髪の毛がただ抜けているのでは無くて、徐々に細く、短くなっているんですね。
やっぱり、生活習慣が大切なんですね。
私も頑張って主人に栄養をつけてもらおうと思います。
そしたらフサフサになるかな(笑)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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(@^^)/~~~
実はうちの主人、どこへ行っても恥ずかしくないぐらいハゲてるんです(笑)
そんな主人を見ているといつも不思議に思っていたんです。
どうして、人ってハゲるのかなあって。
だから、今回は「ハゲる」をテーマに書いていきます。